私は、はてなブックマークというソーシャルブックマークサービスを利用しています。ソーシャルブックマークとは、その名のとおり基本的には「ブラウザのブックマーク」と同様、興味があることについての「個人のメモ」として使うサービスなのですが、何人の利用者がブックマークしているか分かるようになっていて、その被ブックマーク数によりページの重要性が分かるようになっているものです。また、「ウェブサービス」ですから、パソコンを複数使っているような場合に、「情報の集約が容易」という特徴もあります。

それで、先日、松永英明氏に関するサイトをいくつかブックマークし、また松永英明氏のブログ記事に対する感想を書いたところ「プライバシー侵害、名誉毀損、信用毀損、誹謗中傷、侮辱」を理由として、「情報送信停止ならびに個人情報開示」を求める請求がはてなに対してありました。

たとえば、開示請求の対象となっている感想とは、松永英明氏のこの記事

■ekkenさんに煽られた。

* はてなブックマーク - ウィキを使う人を何と呼ぶか - 備忘録ことのはインフォーマル

id:ekken なんでもカテゴライズしないと気がすまない人。カテゴライザーと命名。(死) ブロガーでいいんじゃん? wikiとブログを区別する必要あんの?

ウィキとブログが同じ? えっ? えっ? カテゴライズ? それを同一視するなら、もうブログと掲示板も区別なしでいいじゃん。全部ネチズンでいいじゃん。わらい。

マジレスしておくと、ブログ記事を書くときと、ウィキの項目を作るときは、思考回路が変わります。表現方法が違います。

に対して、

何でもカテゴライズしないと気がすまない人。縦書きの人は縦書キスト、横書きの人は横書キスト、原稿用紙使う人は文筆家として、ワープロ使う人は何て呼ぼう。

と書いたものです。松永氏の主張によると、「当方の記事に対して『何でもカテゴライズしないと気がすまない人』といった決めつけを行ない、誹謗中傷を行なっている」とのことです。

そもそも、私は松永氏のプライバシー(私生活に関する行状)についての記述を行っていませんし、全く理由も挙げず当方が「信用毀損」しているなどとして請求を行うこと自体が嫌がらせのようなものです(信用毀損とは、虚偽の風説によって経済的な評価を落とすものです。たとえば、「○○社は給料を未払いしている」とか。もちろん、そのような記述はしていません)。当然、理由の無い請求ですから削除および発信者情報開示は拒否したのですが、当方といたしましては「はてなを間に挟んだ、やりとりは本意では無い」ことから、別途、はてなに対しては松永氏に私の連絡先を伝えていただけるよう回答しました。ちなみに、全く同じ感想を書いているid:ekken氏に発信者情報開示請求が出されているかどうか分かりませんが、たぶん出されて無いでしょう。

なお、削除要請や発信者情報開示請求が来たからと言って、いちいちトピックスで報告はしていないのですが、松永氏はアルファブロガーにも選ばれており、(自称)日本で始めて試験問題に引用されたブロガーであることから、お伝えした次第です。

【追記】

私が書面を送った場合は、原則として活動報告ブログに掲載するのですが、相手方が個人の場合は「金額だけ」ということになるかもしれません(現在は未定。名称くらいは場合によるかも)。あしからずご了承ください。

【追記2】

松永英明氏は、はてなの本などを執筆した有名なライターです。なお、松永英明は、本名ではなくハンドル名です。以前は、「河上イチロー」という名前で活動していました。


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拙著「グーグル八分とは何か」を始め「学位商法」や「ウィキペディアで何が起こっているのか」など、社会的に意義のある本を出していた九天社ですが、6月10日付で自己破産したそうです。JDCがバックにいるので大丈夫かと思っていたのですが、ネット時代に出版で食べていくのは、大変だったのでしょう(ちなみにJDCの株主総会は、18日です。紛糾するんでしょうか?)。

九天社の社長の方とは、何度かお会いしたことがあるのですが、しっかりとした信念を持った大変尊敬できる方です。「グーグル八分とは何か」を出したせいで、イオンド大学から毎日(冗談じゃなく本当に毎日)クレームの電話が掛かってきていたそうですが、そのせいで潰れたのではないことを祈るばかりです。

とりあえず、上にあげた3冊は、持っておいて損の無い本です。今後、絶版になる可能性が高いので今のうちに購入しておくことをお勧めします。でも、売れても著者には印税は入ってきません(涙)。

参考リンク:


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本日、株式会社はてなに対し、100万円の損害賠償および発信者情報の開示を求める裁判を、東京地裁にて提起しました。

これまでの経緯を簡単に説明しますと、当方は、はてなのサービス上において、松永英明や御堂岡啓昭を名乗る匿名の人物などから、名誉毀損・誹謗中傷などの度重なる嫌がらせを受けており、これまで1年半以上に渡って、メールなどではてなに対処を求めて来ました。しかし、なんら有効な対策を行わないばかりか、住所・氏名の掲載といった明らかなプライバシー侵害についても、こちらからの要請に対して2ヶ月以上経っても全く返答が無いなど、運営の怠慢は目に余るものがあります。

私としては、はてなは有望な日本の企業であり応援したい気持ちから提訴は控えてきたのですが、もはや裁判に訴えることこそが、はてなのためになると思い、訴訟を提起するに至りました。

というのも、私は、一介のプログラマーとして悪マニ管理人として、技術とマインドの両面から、インターネットの将来が良いものになるようにしていきたいと考えているからです。技術的な側面がIPAの未踏ソフトや様々なウェブサービスの開発であり、マインドの側面が当サイトの運営や訴訟活動ということになります。はてなから被害を受けたのは偶然のことかもしれませんが、泣き寝入りすることなく声をあげることこそが、自分のためであり、ひいては社会のためになるはずです。

企業や宗教団体などの不祥事を暴こうとすると、サイト管理人の個人情報がばら撒かれたり無関係な親族への嫌がらせ行為が行われるのであれば、誰しも告発に躊躇するでしょう。これは表現の自由の危機であり、断固として戦わないといけません。

はてなの技術力は確かに素晴らしいと思います。しかし、「人間的なマインド」を忘れた組織に発展はありえません。出来ることなら、はてなには、裁判を通じて「心」を取り戻して欲しいと考えております。

なお、訴訟ということになりましたが、個人的に「はてな」が嫌いになったわけではありません。訴訟というのは、契約時に名前を書類に書くような単なる「手続き」であり、発生した損害については、きちんと賠償してくれれば良いだけのことです。

経過については、当サイトもしくはココログ支店にて適当にお知らせしてまいります。


【業務連絡】

OCNに対して発信者情報を開示するよう求めていた裁判は、5月23日に結審し、判決は7月4日13時10分からということになりました。

参考リンク:


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世の中のあらゆる判例情報を収集・整理するためのサイト「判例ペディアβ版」を開設しました。

さて、私たち一般市民が普段生活する中で、法律を意識することは、ほとんどありません。しかし、法律もしくは「法律的な考え方」を知っておくことは、いざトラブルになったときに大変役立ちます。なぜなら、トラブルの最終的な解決手段は裁判ということになりますが、その勝ち負けは法律によって決められるからです。そして、法律には、個別のトラブルについての解答は条文のどこを読んでも書いていませんが、裁判官が「法律的な考え方」によって正解を導きだした集大成が、判例ということになります。

たとえば、「正当防衛」という言葉を聞いたことがあると思います。これは、刑法第36条で「急迫不正の侵害に対して、自己又は他人の権利を防衛するため、やむを得ずにした行為は、罰しない」となっていることから、認められる行為です。ところが、「やむを得ず」というのは、どこまでが「やむを得ず」なのか、線引きについては分かりません。

仮に、あなたが、気に入らない相手を問い詰めようと思い、「木刀を持って」相手に会いにいったとします。ですが、仲間の説得によって、いったんは木刀を破棄するのですが、今度は逆に、相手が木刀を拾って殴りかかってきたとしたら、どうでしょう。そして、不意に相手に怪我をさせてしまったら、正当防衛は成り立つでしょうか?そもそも、木刀を持っていかなければ、相手に拾われることは無かったはずです。

このような、ややこしい事件に対しても、裁判所は考え方を示します。あらゆるトラブルについて、絶対的に線引きをするのが、裁判所の仕事だからです。

そういった社会的な知の集大成である判例ですが、普通の人が調べようにも「検索キーワードが分からない」「条文がたくさん出てきて、六法を読むだけでも大変」ということで、なかなか触れる機会がありません。そこで、ハイパーリンクを駆使し、ぱらぱらと読んでいくだけでも役に立つ「ネット百科事典」形式のサイトを立ち上げました。

まだ、あまり項目はありませんが、今後、充実させていく予定です。今のうちから、時々読みに来ていただければ、「いきなり途方も無い量があって大変」ということは無いはずです(^^)。よろしくお願いいたします。

リンク:


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いつも思うんですが、WikipediaのURLって長いですよね。%E3%83…って、意味不明な文字列が延々と続いて、見づらいです。はてなキーワードとか日本語の辞書的サイトは、みんなそんな感じです。

というわけで、メールや掲示板にURLを書いたときに、少しでも途中で改行する確率が減るよう「Wiki 専用 URL 圧縮・短縮サービス」を作ってみました。このサービスを使えば、WikipediaのメインページのURLも、

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A1%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%9A%E3%83%BC%E3%82%B8
 ↓
http://swiki.jp/w/eckxb0f0a5g8b

と、かなり短くなります。

「私的録音録画補償金制度」の、はてなキーワードも、

http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BB%E4%C5%AA%CF%BF%B2%BB%CF%BF%B2%E8%CA%E4%BD%FE%B6%E2%C0%A9%C5%D9
 ↓
http://swiki.jp/h/y3q7zp30avww8obdwiq35af3px2ca005k

こんな感じで、なんとか1行に収まるようになります。

ちなみに、URLの圧縮は、日本語ドメインにも使われている「ぷにコード」というアルゴリズムを使用して行っています。ぷにコード自体は誰でも使えるアルゴリズムなので、これからWikiとか作る人はURLエンコーディングの代わりに使うと良いと思います。っていうか何で使わないんでしょうか?ぷに


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たまたま、デパートで「日本トリム」とかいう会社が、「電解還元水整水器」とやらを実演販売しているのを見かけました。ためしに話を聞いてみると、大変面白い話が聞けたので掲載します。

話を聞いた日: 2008年4月26日

まず、日本トリムが売っているのは、「還元水」を作る浄水器。通常のアルカリイオン水と似ているが、「アルカリイオン水は還元力が無い」のに対し、還元水は「通常よりも還元電位が低いプラチナメッキ電極で作る」ため還元力があるらしい。そして、「普通の水は水のクラスターが分子13個で出来ているのに対し、還元水のクラスターは分子6個からなっており、浸透力が強い」とのこと。なお、クラスターの大きさは「科学者が調べた結果」分かったらしい。

で、水のクラスターが小さいため、「浄水器の水でお茶を薄めると色は薄くなるが、還元水で薄めるとクラスターがお茶の抽出物の間に入るため、お茶本来の色になる」とのこと(写真1)。ここで、紅茶に酸性のレモンを入れると色が薄くなるので、アルカリ性の水を入れると逆に濃くなるんじゃないかと思ったのですが、確証は無いので黙ってました。

写真1) 左: 緑茶を普通の水で薄めた結果、右: 緑茶を還元水で薄めた結果

また、還元水はその名の通り強力な「還元力」とやらを持っており、酸性に傾いた体を正常な状態に戻してくれる作用もあるらしいです。販売員の方が言うには、「体が酸性になると、つかれやすい」し「体が錆びてきて、ガンにもなりやすくなる」とのことなのですが、体が酸性になる原因としては、

  • 農薬
  • 食品添加物
  • 水道水に含まれる塩素系(体内の有機化合物と結合して、次亜塩素酸になるらしい)

などがあるそうです。さらには、飲酒やタバコによっても「活性酸素」が体内に発生するらしいのですが、還元水には「水道の500倍もの水素が含まれている」ため、「ガンも消える」そうです。

そもそも、還元水整水器は医療用として作られているものを家庭用にしたもので、「九州がんセンター」などでは治療用として使われるほど効果のあるものだそうです。そして、病院では「TRiM WATER」なるものを200円で販売しているそうなのですが、それと同じものが蛇口をひねるだけで出てくるため、大変お得とのこと。

ちなみに、最近の米や野菜には農薬が沢山使われており、還元水に浸すと「空気で酸化した農薬が取れる」らしいです。たとえば、精米したお米に浄水器の水を入れると米ぬかで白く濁るだけですが、還元水を入れると農薬が溶け出すため少し黄色く色がつきます(写真2)。

写真2) 左: 精米に普通の水を入れた結果、右: 精米に還元水を入れた結果

これにはビックリしました。農薬の恐ろしさを、実際に目で見れるのですから。一応、帰って調べてみると、

お米を洗浄すると、サーフセラ溶液が黄色に変わるのは?
無農薬米で黄色くなるのはなぜ?
    米の場合は、付着しているヌカとアルカリとの反応により溶液は黄変します。
    ヌカを除去してある無洗米の場合は、ほとんど変色しません。
    減農薬表示の場合も、やや黄色になります。
    溶液はアルカリ性なので…
        * 精白米に付着しているヌカ(脂肪分)と反応
        * 酸化物である農薬と反応
        * 精白米が古くて酸化している
    減農・無農薬が多ければ、より濃い黄色に変わります。

というページを見つけたのですが、きっと関係ないのでしょう。

そのほか、いかに還元水が素晴らしいかは、以下の本に詳しい話が書いてあると紹介してくれました。

とまあ、沢山の効果のある還元水が作れる「電解還元水整水器」が、15年間メンテナンスフリーで、たったの22万5千円らしいです。東証一部上場の信頼ある企業ですし、デパートが怪しい販売方法を野放しにしているはずがありません。水商売ウォッチングの人も見守っているようなので、きっと素晴らしいものなのでしょう。きっと、そうです。でも、私なら絶対に買いませんけどね。

参考リンク:


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去る2月15日に、OCNに対して発信者情報開示請求を起こした裁判の、第1回目が行われました。平日の朝にも関わらず、多数の方が傍聴してくださってましたから、関心の高さが伺えます。

次回期日は、4月11日13時10分から東京地裁522号法廷にて行われます(年度が替わるため、法廷は変更の可能性があります。傍聴される方は、裁判所にご確認ください)。また、同じく4月11日13時10分から、同じ法廷で、元祖・闇サイト管理人「奥平明男」を訴えた裁判の第3回目が行われます。当方に対する2大プライバシー侵害裁判が同時に行われるということで、大変お得な日程となっております。興味のある方は、傍聴のほどをよろしくお願いいたします。なお、日程が同じになったのは、たまたま同じ裁判長になったということで偶然です。

さて、OCNの裁判の方は、裁判が行われていない間も多数の書面のやり取りがなされ、だいぶ論点が煮詰まってきた感じです。OCN側からは、「発信者がプロバイダに提出した意見書」が証拠として出されました(もちろん、個人名が特定できる部分は黒塗りです。図1参照)。発信者の意見を信じて「発信者情報を開示しなかったこと」に、重過失があったかどうかが争点です。

図1、発信者からのメールが証拠として提出された

発信者の主張の特徴としては、妙に壊れた日本語で滅茶苦茶な「公人論」を唱えているのですが、読めば読むほど、OCNが「正当性があるかもしれない」と判断した理由が分からなくなります。

たとえば、私の個人情報を掲載したことについて、発信者は2007年2月〜3月にかけてのメールで、

そもそも当該行為は吉本敏洋の執筆した書籍に小さな工務店が非難を書かれたが、その取材が反対取材を行われておらず悪質な出版であったので連絡先を教えると言う公益性の高い目的でコピーアンドペーストされたもの。

などと主張し、また、

公益性と真実性がある事に関して、公開された2005年から流布している公人の連絡先をコピペしたのが悪いのですか?

1) 荒木工務店への中傷で誰か不明の人物が作ったページをコピペして商業出版で実名入りで「反対取材無しでいきなり」乗せた事が悪いのか、

2) それを批判して連絡先を乗せたのが悪いのか、誰が見ても1が悪いじゃないですか。

そこで公共性と真実性を考え、流布している公人の住所をコピペし、ここに反対取材をお互いにしたら?という意見の表明が何が悪いのかと言う話です。

と主張しているのですが、それがどうして無関係な「親族一覧」を、それぞれの住所とともに載せることにつながるのか、意味不明です。誰に「連絡先を教える」つもりなのか主語が無いため分かりませんが、2ちゃんねるに連絡先を掲載する必要は全くありません。

そして、「公人」とは、OCNおよび発信者の主張をまとめると、

  • 裁判を傍聴するなど、公の場に出てきていること

だそうです。傍聴が「公の場」とも思えませんし、どう考えても、常識的には「裁判を傍聴する=住所を公開されても仕方が無い」とならないことは明らかです。なお、ここでの裁判は、発信者からのメールによると2007年1月29日の「2ちゃんねる裁判で山本一郎氏が西村博之氏を『IP開示と損害賠償請求』で訴えた件」らしいです。私は、この裁判を傍聴したことを公表していませんから、また聞きでそれこそ「取材無しに」載せたのか、もしくはその場にいたのでしょうか。というか、個人情報の書き込みが1月24日、裁判の日が1月29日ですから、根拠になりえないことは明らかです。

さらに発信者は、この裁判に際して2008年2月1日に、「また、■■■■■(図1同様黒塗り)■■■■■■がBeyondとその関係者と思われる人物から多数の嫌がらせを受けたので閉鎖」などとも主張しているのですが、ウェブサイトなどどこかを「閉鎖」させたことはありませんから、何か被害妄想が強い方のようです。

なんにせよ、どのような理由があろうとも、「親族一覧」のような形で個人情報を列挙するようなことが許されるはずありません。そのような悪意のある投稿について、「プライバシーが違法に侵害されたか否かを判断することは容易では無い」などとするOCNは、社会的な常識が著しく欠如していると言わざるを得ません。裁判所の判断が、注目されます。

参考リンク:

【追記、2008年3月30日】

法廷番号を間違えました。すいません。でも、変更があるかもしれません。


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はてなダイアリーなどで有名な「はてな」を、便利に使うためのツール「はてなde」を作成・公開しました。

メインは、ウィキスキャナーの「はてな」版とも言える「はてなdeスキャン」です。これは、あるユーザーの編集履歴を一覧で見ることの出来るツールで、これを使えば「誰が、どんなキーワードに興味あるのか」また「どんな編集を行っているのか」知ることが可能になります。

たとえば、はてなの社長である jkondo氏の場合、最初に編集したのが「中島みゆき」の項目で、最近でも、行ってきたばかりの「進々堂」の項目を作ったりしているということが分かります。また、意外にも、ガンダムの「セイラ」さんや、MMRの「キバヤシ」の項目も編集したりしているということが分かります。

まあ分かったから何なんだって気もしないでもありませんが、色々なところで案外便利なので、どうぞ活用してみてください。とりあえず、ご自身のIDやお友達のIDを入れて遊んでみてください。

あと、はてなブックマークで、その日、一番人気を集めたページを一覧できるページ、「はてなdeトップ」もあります。一覧にすることで、ネットの歴史のようなものが見えてくるかもしれません。


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IPAの未踏ソフトウェア創造事業に、私の提案した「グーグル八分発見システムの開発プロジェクト」が採択され、現在開発中ですが、来たる2月23日(土)に、プロジェクトの成果発表会が開かれます。

IPA未踏ソフトウェア創造事業 2007年度 II期 5PM合同成果報告会

プロジェクトの開始から終了まで約半年という短い期間でしたが、どのようなソフトがどこまで出来たのか、その成果をプレゼンテーションします。私の発表は、10:50〜11:25 です。よろしければお越しください。

この日は、合同の成果報告会ということで数多くの発表が同じ会場で行われます。いずれのプロジェクトも、日本の最先端を走るプロジェクトです。かのニコニコ動画も、2005年の未踏ソフトの成果をパクってにインスパイアされて出来たものです。見ているだけでも、面白いかと思います。

が、たぶん発表が一番上手いのは私なので(^^;、私の発表を目標に見に来てください。

参考リンク:


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迷惑メール22億通を送信した男が、逮捕されたようです。

2008年02月15日(金) 12時07分

迷惑メール22億通を送信 容疑の男を逮捕 警視庁(朝日新聞)

 出会い系サイトなどの広告目的で迷惑メールを架空のアドレスで大量に送信したとして、警視庁は、東京都江東区大島6丁目、アルバイト店員椎名勇気容疑者(25)を迷惑メール規制法違反(送信者情報の虚偽)の疑いで逮捕したと15日発表した。

 業者から請け負って昨年末までの1年7カ月に約22億通を送り、約2000万円を得ていたとみられる。同法の罰金額の上限は、現行の100万円を10倍以上に引き上げる改正が検討されており、椎名容疑者は「法改正の動きを知り、捕まれば大変なことになると思ってやめた」と供述しているという。

 ハイテク犯罪対策総合センターと荏原署の調べでは、椎名容疑者は昨年11月13日に9回、架空のアドレスを使い、出会い系や競馬の勝ち馬予想などの広告メールを不特定多数に送った疑い。

 一昨年5月に江東区白河2丁目のマンションに事務所を設置。ネット上で業者からの広告依頼を受け付け、最盛期には7台のパソコンで1日2〜3時間、メールを送り続けていた。

 迷惑メール規制法は02年施行。05年の改正で、送信者情報を偽った迷惑メールの発信者に対し、行政処分を経ずに直接刑事罰を科せるようになったが、警視庁によると、摘発は全国で今回が4件目という。

朝日新聞の記事によると、1年7ヶ月で22億通、1日2〜3時間、ということなので、色々計算してみました。

まず、全体の容量ですが、私のところに来た日本語spamメールの最新100件の平均容量は 4106バイトでしたので、それを元に計算すると、

全容量 = 4106バイト × 22億通 = 約8400 ギガバイト = 約8.2 テラバイト

になります。

次に、月間転送量および、平均スピードを計算してみると、、

月間転送量 = 約8.2 テラバイト ÷ 19ヶ月 = 約440 ギガバイト

平均スピード = 約440 ギガバイト ÷ 30日 ÷ 2.5時間 × 8bits = 約15Mbps(bits per second)

となり、1ヶ月で500ギガHDDがいっぱいになる容量ですが、光回線のスピードが 30Mbpsくらいあることを考えると、個人でも送れなくは無いかなといった感じです。ちなみに、HD画質の地上波デジタル放送の動画は、24Mbps なので、それよりはちょっと少ないです。

それで、売り上げについては、毎日新聞の記事が参考になります。

2008年02月15日(金) 13時11分

<迷惑メール>25歳男を逮捕 1年半で22億通 東京(毎日新聞)

 出会い系サイトの広告など「迷惑メール」を一方的に送信したとして、警視庁ハイテク犯罪対策総合センターは15日、東京都江東区大島6、アルバイト、椎名勇気容疑者(25)を特定電子メール送信適正化法違反容疑で逮捕したと発表した。06年5月〜07年12月に約22億通の迷惑メールを送っていたとみて追及する。

 調べでは、椎名容疑者は07年11月13日、江東区白河2のアパートで、パソコン5台を使って「今すぐ女性と会いたいというお客様のご要望にお答えいたしました!」という内容の出会い系サイトの広告メールなど9件を、送信者情報を架空アドレスに書き換えて送った疑い。

 椎名容疑者はインターネット上のサイトを通じ、送信先のアドレス約80万件を10万円で購入。知人を介して知り合った広告主から出会い系サイトの広告メール送信などを請け負っていた。送信相手がサイトに登録すれば、1件ごとに1500〜2000円の報酬を受け取っていたという。調べに「約2000万円稼ぎ、海外旅行や中古車購入に使った」と供述しているという。

 同法違反容疑での摘発は、警視庁では初めて。【曽田拓】

1件ごとに、1500〜2000円、約2000万円稼いだとのことですから、

申し込み件数 = 2000万円 ÷ 1500円 = 約1万3千件

となり、spamを見て購入に結びつく割合は、

申し込み割合 = 約1万3千件 ÷ 約22億通 = 0.0006 % = 6ppm

となります。メタミドホスの残留農薬基準値(キャベツの場合)は 1ppmですから、6ppmというのは、かなり高いですね(^^;。ちなみに、宝くじの1等が当たる確率は、0.1ppmです。

参考リンク:


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