さて、しばらく更新がありませんでしたが、甘く見てもらっちゃあ困ります。またもや裁判に訴えられました。今度は、自称・コンサルタント業をやっている石谷友輝夫なる人物です。今のところ、訴訟は訴えたのも訴えられたのも含めて全勝中ですが、相手も弁護士を付けて来ていますので、きっと最高裁まで行くと思います。表現の自由(知る権利)という最も基本的な人権に関するものですから、判例集にも載ると思います。今から、要注目です。

さて、裁判の概要ですが、悪のニュース記事という「ユーザーが自由にニュースを投稿できる掲示板」があるのですが、そこに石谷友輝夫についての記事が掲載されたため、それを消せというものです。

色々と経緯はあるのですが、元々「名前で検索すると、過去の記事が見つかるので困る」というので、名前の部分を伏字にして検索で見つからないようにしたところ、「やっぱり全部消せ」ということで訴えてきました。

ブログなどに新聞記事を引用している方も多いと思います。ブログに新聞記事を掲載することが、どこまでならOKなのか、個人の表現にも重大な影響を与える前例の無い裁判となります。是非、継続的な応援とご支援をお願いしたいと思います。

それで、詳細が分からないと判断のしようが無いと思いますから、訴状をインターネット消費者問題研究会の会員専用ページに掲載しました。ご覧になってから、ブログなどでご意見を頂戴し、出来ればご支援のほどをお願いします。インターネット消費者問題研究会は、基本的に消費者の利益を重視する方(すなわち、ネットの自由を推進する方)でしたら、誰でも入会できます。資格などは必要ありません。

第1回口頭弁論は、

2009年10月30日 午前10時から
東京地裁 708号室

にて行われます。


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最近知ったのですが、無登録でFX業者を営んでいた「オールイン」なる業者がいるそうです。

札幌・FX無登録営業:幹部会員の会社など捜索

 札幌市北区の投資関連会社「オール・イン」(森克彦社長)が金融庁に無登録で外国為替証拠金取引(FX取引)での資産運用をうたい、全国の約2万人の会員から100億円以上を集めたとされる問題で、道警などは22日、金融商品取引法違反(無登録営業)、特定商取引法違反(不実の告知)の容疑で、幹部会員と称されるメンバーが経営する葬儀会社(京都市)やインターネット関連会社(大阪市)など全国の20数カ所を家宅捜索した。

 道警によると、幹部会員は5人前後おり、オール・インの資金集めに深くかかわっているとみられる。20日にはオール・イン本社や森社長宅などを家宅捜索している。

毎日新聞 2009年7月22日 22時45分
http://mainichi.jp/hokkaido/shakai/news/20090722hog00m040011000c.html

登録してないだけなら、まあ大した話では無いのですが、登録してないのは登録できない理由があるわけで、今後、大きな事件に発展しそうな勢いです。そういうわけで、早速「オール・イン、リブラ等GTI商法被害事件弁護団」なるものが出来ていましたので、身近に「なんかインターネットでFXに投資したんだけど、お金が返ってこなくて困っている」というようなお年寄りがいたら、もしかするとオールイン被害者かも知れませんので、教えてあげてください。

で、興味を持ったので、ちょっと調べてみたところ、このオールインという会社、最初は「自動競馬予想ソフトVictoryrun」なるものをマルチで売ろうとしていて、途中から、自動FX投資ソフト「VictoryrunFX」に鞍替えしたようです。

Victoryrun(ビクトリーラン)とは?

これは無限連鎖講の防止に関する法律に抵触しているか?

まあ、最大18頭の馬の中から1着のを当てる競馬よりも、所詮は丁半ばくちであるFXの方が予想は簡単なのですね。わかります。で、FXだけだと騙しのツールに不足を感じたのか、さらにはネットのショッピングモールとか電子マネーとかにも手を出していたようです。まるで、円天です。というか、よくあるパターンです。

たぶん、脈々と続くマルチの系譜の一族なんでしょう。面白いです。

投資詐欺オールインとスターライン


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竹村龍二氏との訴訟の第2回口頭弁論が、

7月24日 10時30分? 東京地裁507号法廷

にて行われます。

興味のある方は、傍聴に来てください。検索してみたところ、この方は2ちゃんねるなどを、多数、訴えているようですね。

なお、御堂岡啓昭による個人情報暴露事件の控訴審は、控訴が棄却され、一審勝訴(御堂岡被告は、原告に対して12万円支払え)が確定しました。ちなみに、まだ支払われていません。


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保険の代理店を自称する、ニュートン・フィナンシャル・コンサルティングから、勧誘電話がありました。

勧誘日: 2009年7月5日(日) 17時44分頃


相手「 私、保険会社代理店、ニュートン・フィナンシャル・コンサルティングの坂本(仮名)と申します。よろしくおねがいいたします。このたびですね、新しくなりました終身タイプの医療保険のパンフレットを皆様にご案内しているんですけども、是非ですね、一度この機会にご家族の皆様と一緒にごらんになってみてください。
私 「 え?こちらの電話番号は、どちらで知りになりました?
相手「 こちらはですね、こちらの地域のほうで保険の見直しですとか保険の付け足しのご要望が多かったものですから、地域の電話番号だけあてこみまして、一軒一軒ずっと確認のためにですね、お電話のほう差し上げてるんですね。
私 「 多かったというのは、具体的にどのくらいあったんですか?要望が。
相手「 あ、要望ですか?具体的ですか?
私 「 はい
相手「 何通ですとか、どれくらいの規模ですとか…
私 「 どのくらい要望があったんですかねぇ?
相手「 あ、すごくですねぇ、一日ですねぇ、かなりの数がありまして、ちょっと具体的な数字というのは、ちょっとアレなんですけどもー、はい。
私 「 じゃあ、全然、要望が無いかも知れないんですか?
相手「 ご要望ですか?こちらの地域で多かったものですから。
私 「 どの地域ですか?
相手「 あ、今、お電話差し上げている地域です。
私 「 だから、どの地域ですか?
相手「 東京都のです。
私 「 東京都全体で多かったってことですか?
相手「 そうですね。はい
私 「 じゃあ、東京都全体で何件くらいあったんですか?
相手「 あー、ちょっと件数のほうまでは、具体的な件数というはちょっと分かってないんですけども
私 「 今、分かる人いますか?
相手「 えーっと、具体的な件数ということですか?
私 「 はい。ご要望が多かったっておっしゃってるんで、その件数を把握してないで言ってるってことは嘘じゃないですか。
相手「 えーー、正確な数とかーー、まああれしてみますので、はい。
私 「 正確な数が分かる人はいますか?
相手「 えーー、でしたら担当のものに替わりますので。はい。ちょっとお待ちいただけますか?


相手「 もしもし。お電話替わりまして、サービス担当責任者の松尾茂(仮名)と申します。よろしくお願いいたします。
私 「 はい
相手「 すいません。本日ですね、坂本のほうからお客様のご自宅にお電話さしていただいたけんなのですけど、もし重複したご説明になってしまったら大変申し訳ないんですけども、今回ですね、資料のご請求の多かったですね、地域のお客様のお電話番号ですからね、こちらもう一軒一軒ですね、お電話させていただいて、もしお話させていただいた保険にご興味があるということであれば、こちらのほうではお名前とご住所のほうは一切分からないので、「資料を一通送ってください」ということであれば、こちらのほうでごじゅうしょとお名前を確認させていただいたお客様のほうにですね、一通、保険の代理店ニュートン・フィナンシャルコンサルティングのほうから、一通お送りさせていただいていたんですね。すいません、こちらお客様の特定できる個人情報ですね、そういうものは全く私たちのほうでは、お取り扱いはしてないんですね。もし、聞いてご興味がないということであれば、私たちのほうからお客様への架電というのは、今後、いっさい禁止させていただきますということでご案内させていただいてたんですね。はい
私 「 それで、そのー、この地域に問い合わせが多かったということなんですけども、具体的にどのくらい件数が合ったんですか?
相手「 本日ですね、私どものほうから発送させていただいている方、お電話が来てですね、私どものほうから資料をくださいという方は、私どもの部署というものがあるんですけども、部署で発送させていただいているのが51人のお客様ですね。
私 「 それは、今日、電話勧誘を始めて51人ということですよね?
相手「 お電話いただいたのは21名のお客様ですね。
私 「 その前に、電話勧誘を始める前に要望が多かったので始めたというように聞こえたんですけども。
相手「 あ、先月のご契約のお客様ですとか、そのアフラック、私どもが案内させていただいている保険のほうで契約の多かった地域ですね、要はアフラックさんにお問い合わせいただいた方ですとか、そういった方ですね、私たちのほうから一度だけお電話させていただいて、もしパンフレットをご覧になったことがある方ですとか、そういう方もいらっしゃいますので、もしくはご契約者様もいらっしゃる場合がありますので、お客様の保険のご事情ですとか、あとはこういったお電話ね、そういった内容でお客様にもし万が一不愉快な思いをさせてしまうということも中にはありますので、その時点で、もし、お客様が「資料はもういいですよ」ということであれば、カデンのほうはこちらの方からはしないという形になってるんですね。
私 「 じゃあ、こちらはアフラックの個人情報を見て、この地域は多そうだとかいうことなのですか?
相手「 いや個人情報は見てないんですよ
私 「 じゃあ、アフラックの件数というのは何なんですか?
相手「 アフラックに私たちがご案内させていただいてるんですね、今。アフラックの件をご案内させていただいているんですよ!代理店として。
私 「 えっと、そちらはアフラックの代理店なんですか?
相手「 そうです。保険の代理店です。
私 「 で、アフラックに問い合わせがあった件数が、そちらにも分かったということなんですか?
相手「 そうですねー。こちらの方にお問い合わせいただいた方、もしくは過去にですね、ニュートンフィナンシャルコンサルティングの方で、ご案内させていただいている方にですねお電話させていただいているんですよ。
私 「 まあ、それはいいとして。興味があったというのが、50何件なんですよね?
相手「 はい!
私 「 こちらの地域、どのくらいの人口のところに掛けてらっしゃるんですか?
相手「 少々、お待ち下さい、、、、、、。今、東京都のお客様ですね、東京都以下のご住所は私たちの方では把握してませんね。個人情報になりますので。特に、東京都の何々区というのはないですね。ご住所をお教えいただいたお客様には、お送りさせていただいている形になります。
私 「 その、51件の母数なんですけども、何件になんですか?51件の問い合わせがある前には、その前に何百件か電話掛けてるわけじゃないですか。それは何件なのですか?
相手「 コール数というわけでですか…。それは、分からないですね。
私 「 それは何万件と掛けているわけですよね。何万件掛けて、やっと51件なんですよね?
相手「 いえ、それは全国での件数なので
私 「 え?全国で51件なんですか?
相手「 いえ。私たちの部署です。私の部署です。
私 「 そちらの部署は、何万件か掛けて51件なわけですよね。
相手「 何万件も、本日はコールの方はお客様にはしてないです。
私 「 じゃあ、具体的に何件なんですか?
相手「 お待ちいただける時間は大丈夫ですか?
私 「 大丈夫ですよ


相手「 本日ですね、私の部署でお客様にお電話させていただいている件数というのが、約1万と2300件ですね。
私 「 1万2300件コールしたうち、51件お問い合わせがあったということですよね?それは、多かったと言えるんですか?
相手「 いえ、本日のデータではないので!過去の、過去のお問い合わせデータですから、今日のお問い合わせが多かった地域にお電話させていただいているということでは無いんですね
私 「 じゃあ過去は、どのくらいの母数で、何件あったので多かったと判断してるんですか?
相手「 過去というと…
私 「 それは、過去に多かったといってるんですよね?そちら。多かったという具体的な根拠を示していただかないと。
相手「 要は、契約件数ということですか?
私 「 契約件数でも何でもいいんですけども、そちらが過去、要望が多かったので電話しましたといってるんですけど、その具体的な根拠は何なんですか?
相手「 要は、各都道府県の、契約件数とお問い合わせ件数ですね。はい
私 「 その多かったという根拠を教えてください。
相手「 契約件数ですか、そちらはお教えすることは出来ませんよね?
私 「 いえ、そちらが多かったと言ってる理由を教えていただきたいんですけど
相手「 件数は、ご契約いただいたお客様の個人情報にもなりますので。
私 「 え!?件数が、個人情報なんですか?
相手「 いえ、件数をお教えするということは、ご契約いただいたお客様の件数をお教えするということですよね?
私 「 それが、個人情報になるんですか?
相手「 いえ、こちらのほうで何々県のお客様がご契約いただいているので、お電話させていただいているということでは無いので。やっぱり、私たちがお電話させていただいたお客様が、万が一、お客様がご興味が無いということであれば、今後のカデンというのは無いという形を取らさせていただいてますので
私 「 御社の個人情報の定義は何なんですか?
相手「 お客様の個人情報の特定が出来ることですね。
私 「 じゃあ、件数は特定が出来るんですか?件数を言ったとして、それが個人情報になるんですか?
相手「 それは、なりませんね。
私 「 なりませんよねー。それと、さっきの件数を教えると個人情報に該当すると言ったのは何だったんですか?
相手「 お客様、ご契約いただいているお客様を教えてくださいということではないということですか?
私 「 違いますよ。問い合わせが多かったと判断している根拠を教えてほしいんですよ。
相手「 トータル件数ということですか?
私 「 そうですね。トータル件数ということでも構いませんけども、そちらが判断した根拠です。
相手「 東京都の、トータルの契約件数ということですか?それをお調べして、お客様にお伝えすれば、よろしいでしょうか?
私 「 はい
相手「 それは時間がかかりますので、お調べして、後日、私の方からお電話させていただくという形でよろしいですか?
私 「 はい。じゃあ、その件数が分かれば、そちらが多かったと判断した根拠がわかるんですかね?
相手「 え?え?「わかるんですかね?」というのは、どういうことですか?
私 「 先ほど、過去に問い合わせの多かった地域に電話しておりますって、言いましたよね?ということは、ほかの県に比べて問い合わせが多かったという…
相手「 もしくは、ご要望が多かった地域です。今、アフラックの保険の問い合わせ件数というのは、日本で一番ですから、はい。それを、ご案内させていただいているんですね。
私 「 それは、要望が多かったからじゃなくて、全国津々浦々でということじゃないんですか?
相手「 私の地域、こちらの方で、お申し込みやご要望が多かった地域の皆様にお電話させていただいています。
私 「 その「地域」というのが、どういう単位なんですかね?
相手「 要は、そう東京都ですとか、
私 「 東京都とか、都道府県単位なんですか?
相手「 都道府県単位ですね。それ以下の、ご住所は把握してないんですね。
私 「 じゃあ、東京都で、神奈川県よりも問い合わせが多かったので、コールしているということなんですかね?東京都の問い合わせ件数が、神奈川県の件数よりも有意に多かったから、東京都に電話しているということなんですか?
相手「 そうですね
私 「 そうなんですね?
相手「 はい
私 「 じゃあ、そういうことが分かる資料を、たとえば、神奈川県の件数と東京都の件数を比べて、東京都の方が割合が多かったと、そういうようなのが分かる資料を
相手「 神奈川県の方は、私たちではない部署の方が、お客様にお電話させていただいてますよ
私 「 じゃあ、ほかの部署もコールしてるんですよね?多くても、多くなくても
相手「 そうですね。…いえ、多くても多くなくてもじゃないですよ
私 「 はい?
相手「 多くても多くなくてもではないです。それは違いますね
私 「 じゃあ、多かった場合は電話してるんですか?そういうほかの県に比べて割合が多かったと、御社が多かったと言ってる根拠を教えてほしいのですよ。具体的な
相手「 それを、私たちの方でお調べして、お客様にお電話させていただく形でよろしいですか?
私 「 はい。いいです。
相手「 じゃあ、また明日、私「松尾茂」の方から改めてお電話させていただきますので。すいません、お忙しい時間にお電話させていただきまして。お電話する番号は、ナンバーディスプレイの方に表示されてますかね?0120-934-364になりますので。今のお客様のご質問について、しっかりお調べさせていただいて、お客様にご案内させていただければと思いますので。すいません、お忙しい時間に。それでは、失礼させていただきます。

続く


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神戸地方法務局長 難波尊廣様(担当:人権擁護課長 八木様)から、BIG-NETに対して削除要請がありました。

BIG-NETからの通知(抜粋):

2009年5月14日12時34分

お手数をお掛け致します。

本日、神戸地方法務局長 難波尊廣様(担当:人権擁護課長 八木様)から「侵害
情報の通知書 兼 送信防止措置依頼書」が届きました。

http://www6.big.or.jp/~beyond/akutoku/news/2003/0326-10.html
http://www6.big.or.jp/~beyond/akutoku/news/2003/0326-22.html

上記のお客様のページに対して

・プライバシー侵害

本件情報は、平成15年3月26日、特定個人が薬事法違反容疑で逮捕された報道
に関する情報であるが、逮捕からすでに5年以上経過し、現在は社会復帰して
おり、また、同人は公的立場になく本件情報を公表すべき公益目的が認めら
れない。よって、本件情報は、これを公表する利益よりも、公表されない利益
が優先するため、特定個人のプライバシーを侵害している情報と認められる。

ということから、送信防止措置依頼がありました。

不可視や削除などの対応をしていただけますようお願いをいたします。
ご対応の予定について05月20日までにご返事頂けますようお願い致します。

またご回答頂く際に、削除依頼をしてきた方に対してその内容を開示しても
良いかどうかもあわせてご連絡いただけますようお願い致します。

以上宜しく御願い致します。

返答:

2009年5月20日1時48分

いつもお世話になっております。
削除依頼に対し、下記のとおり回答します。内容を開示しても構いません。

-----------
 本件記事は、輸入代行会社という企業による違法行為であり、逮捕事実も代表
取締役としてのものであってプライバシー情報ではない。仮にプライバシー情報
にあたるとしても、氏名は比較的秘匿性の低い情報であり、本件記事を公表する
ことによる公共的利益と比較衡量した場合に、公表する利益のほうが勝るもので
ある。
 以下、本件記事で示された内容を検討すると、
1.本件記事の報道目的は、摘発逃れのために一部を伏字にして検索等を逃れた
場合であっても違法行為であるということを社会に告知するものと読み取れ、事
実、故意による悪質な「摘発逃れ」を初めて摘発したことを伝えるものであり、
公共性・公益目的が高いと考えられる
2.本件のような違法行為は模倣性が高く、インターネットの特性から誰もが行
う可能性のあるものであり、事件を公表することによって同種違法行為を未然に
防ぐことが可能である
3.新聞記事データベースで検索したところ、2009年5月20日現在、複数の新聞
社の記事が見つかることからも、真実性についても明らかである

ことから、削除にはあたらないと判断する。
-----------

それでは、よろしくお願いいたします。

BIG-NETからの通知(抜粋):

2009年6月22日12時57分

お手数をお掛け致します。

本日、神戸地方法務局長 難波尊廣様(担当:人権擁護課長 八木様)から「侵害
情報の通知書 兼 送信防止措置依頼書」が届きました。

http://www6.big.or.jp/~beyond/akutoku/news/2003/0326-10.html
http://www6.big.or.jp/~beyond/akutoku/news/2003/0326-22.html
http://www6.big.or.jp/~beyond/akutoku/news/2003/0326-13.html

上記のお客様のページに対して

・プライバシー侵害

本件情報は、特定個人の氏名と逮捕された事実を合わせて掲載することに
よって、特定個人の逮捕歴を公表するものであって、同人の逮捕から既に
5年以上経過し、現在、社会復帰していることからすれば、特定個人のプラ
イバシー侵害に当たる。
また、同人は公的立場になく、同人の逮捕歴を公表すべき公益目的も認め
られない。
仮に、摘発内容を公表することに公益性が認められるとしても、その摘発
が特定個人に係ることまで公表する必要性は認められない。
よって、本件情報は、特定個人の氏名と逮捕事実を合わせて表記すること
により、特定個人のプライバシーを侵害している情報と認められるので、
少なくとも特定個人の氏名情報の削除を求める。

ということから、送信防止措置依頼がありました。

不可視や削除などの対応をしていただけますようお願いをいたします。
ご対応の予定について06月29日までにご返事頂けますようお願い致します。

またご回答頂く際に、削除依頼をしてきた方に対してその内容を開示しても
良いかどうかもあわせてご連絡いただけますようお願い致します。

以上宜しく御願い致します。


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最近は訴えてばかりなのですが、このたび悪徳商法?マニアックスが、竹村龍二という人に訴えられました。第1回口頭弁論は、平成21年7月3日午後1時15分から、東京地裁507号法廷にて行われます。

さて、訴えられた経緯について簡単に説明を行いまが、まず、私が管理を行っているスレッドランキングというサイトがあります。スレッドランキングでは、2ちゃんねるのスレッドの一部がキャッシュされていて、2ちゃんねる本体で削除されたスレを見れる場合があるのですが、そこに「竹村龍二氏のことが書かれた新聞記事(を含むスレッド)」が転載されていました。

で、そのスレッドに対して、3月30日に削除要請が来たため4月1日までに削除したところ、280万円の支払いを求めた損害賠償請求訴訟が起こされました。

訴状は、そのうちアップしようと思いますが、とりあえずご報告です。興味のある方は、傍聴に来てください。


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有名ネットプランナー(※)を自称している「御堂岡啓昭」なる人物が、匿名の影に隠れ、当方や当方の親族一覧を2ちゃんねるに掲載していたことに対する裁判の控訴審が、4月22日に行われ、即日、結審しました。いつも多大なご支援をくださっている皆様には、ご報告が遅れまして大変申し訳ありません。仕事が忙しいわパソコンが動かなくなるわで、ご報告が出来ませんでした。事後報告になったことを、お詫び申し上げます。

さて、御堂岡啓昭は、控訴審でも相変わらず「個人情報は、使用人が書いた」「反訴しろと裁判官に言われた」などと意味不明な発言を繰り返していましたが、裁判長はまったく意にも介さず、発言をさえぎる形で強引に結審をしました。判決言い渡しは、一応、6月24日午後1時15分からとなりました。ここで「一応」と書いたのは、裁判所の職権で和解勧告がなされ、5月14日に2回目の、和解のための話し合いが行われるからです。

それで、結局、御堂岡啓昭がどういう意図で当方の個人情報を2ちゃんねるに掲載したのかは不明ですが、彼は「ネット上のトラブル解決業」を自称していますから、そういう関係のものなのだろうかと思います。

しかし、何の資格も持ってない人物に、そういった依頼を行うのはトラブル解決どころか事件化することにしかなりませんから、大変危険です。というのも、御堂岡啓昭は、自身が管理本部長をつとめていたというベンチャー企業で、取締役が交代した際に従業員の待遇が悪くなったということで従業員を代表して交渉に行ったそうなのですが、交渉の場で傷害事件を起こし、一審で求刑通りの有罪判決を受けているからです(2009年3月26日判決)。

その事件の内容も、被害者(交渉に行った取締役)の妻の父親が亡くなった通夜が行われている最中に斎場に赴き、事実上、通夜を仕切っていた被害者を呼び出した上で、「オマエが会社を乗っ取ったんだ」と喚きながら殴ったという、まったく非常識極まりないものです。被告人である御堂岡啓昭は公判で、「話を聞いてくれないので、通夜の場に行けば交渉が出来ると思った」「殴っていないし、会って数分で帰った」「私は空手をやっているので、体が触れただけで相手は2メートル吹っ飛び大怪我をする。しかし、大怪我をしていないので殴ったという証拠は無い」「医師の診断書は、自傷して作った虚偽のもの」などと主張していましたが、そもそも通夜の場に交渉に行くこと自体が意味不明であり、そのような交渉方法でトラブル解決が行えるはずが無いことは明らかです。

ちなみに、御堂岡啓昭は、自身の刑事裁判すら30分以上遅刻し、今回の民事裁判でも無断欠席や遅刻を繰り返すなど、裁判手続きというものを全く尊重していません。また、民事訴訟の敗訴後も、自身のブログ等で当方の親族の名前を書き連ね、「(原告の主張は)裁判長に却下と言われ続けていた」「延々とアホアホな訴訟が続いちゃう」「10年誹謗中傷を繰り返している中傷マニアの異常性が裁判で認められたため、両親の意向通り和解を進めています」などと虚偽の情報の書き込みを行い誹謗中傷を繰り返しています。

ですから、たとえ和解によって相手が何らかの誓約をしたとしても(たとえば、「今後、インターネットには一切の書き込みを行わない」とか)、全く守られる保証はありませんし、和解はインターネットの今後に悪影響を及ぼすだけだと思うのですが、皆様はいかがお考えでしょうか?

今回、私の個人的な被害に対する事件でありながら、控訴後も、多数の方からのご支援や応援のメッセージをいただき、大変、感謝しております。と、同時に、個人情報の暴露や誹謗中傷を繰り返す「ネットストーカー」や、サイト潰しを請け負う「潰し屋」に対する潜在的な恐怖感が、多くの人々の中にあるのだろうと強く感じています。皆様のご意見を、お聞かせください。


※ 最近は、自称・元警察でタレントの「北芝健」氏のプロデュース活動を行っているようです。北芝健は、ジャーナリストの黒木昭雄を名誉毀損したとして2008年2月7日に「100万円の賠償命令」が下されているのですが、Wikipediaでは、不自然な削除が繰り返されています。


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新しい年度になり、新入生、新社会人のかたは、喜びに満ちた気持ちでいっぱいだと思います。

しかし、油断をしてはいけません。

様々な、アルパカが、あなたを癒そうと狙っています。

安易な「もふもふ話」や、あなただけ特別といった、うまい話はありませんのでご注意ください。

悪いアルパカは、笑顔であなたに近づいてきます。

参考文献:


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弁護士でもないのに「ネット上のトラブル解決業」を自称している「御堂岡啓昭」なる人物に対し、当方のプライバシーを侵害していたとして損害賠償を求めていた裁判の判決が2009年1月21日に行われ、御堂岡啓昭の主張がことごとく退けられる勝訴判決が出されました。損害賠償金額は、12万円と裁判所が認定した金額としては史上最高額レベルですが、このような著しく低い金額では全く抑止力にならない「やり得」を生むことにしかなりませんし、個人情報を晒された精神的苦痛を慰謝するのには全く足らないため、東京高裁に控訴しました。

さて、今回の事件は、

  • 2007年1月24日23時58分頃、御堂岡啓昭が、2ちゃんねるに当方や当方の親族ら複数の住所・氏名・電話番号といった個人情報を投稿した

事に端を発するものです。

インターネット、しかも2ちゃんねるのような不特定多数の人が閲覧する場所に、住所・氏名が投稿されることは普通の感覚から言って嫌なものです。特に私のようなサイトをやっていれば、悪徳業者からの嫌がらせが行われる危険性が高まります。現に、嫌がらせ電話が掛かってくるなど、さまざまな実害を受けています。

これに対し御堂岡被告は、弁護士を付けずに本人訴訟だったのですが、

  1. 個人情報を投稿したのは、自分では無い第三者
  2. 氏名・住所は、住民票にも載っている公的情報でありプライバシー情報では無い。
  3. 仮にプライバシー情報だとしても、親族住所一覧の部分は親族のプライバシー情報であって、本人のプライバシーを侵害しない
  4. 原告は公人であり、住所・氏名を公開されることを受任しなければならない立場にある

などと主張していました。

しかし裁判所は、これらの主張を全て一蹴し、

  1. 数々の証拠から、投稿は御堂岡啓昭本人が行ったものと認められる。
  2. 個人の氏名や住所が、自己が欲しない他者にはみだりに開示されないことに対する期待は、一定の限度で保護されるべきものである。
  3. 親族に関する情報についても、一般人の感受性に照らし、私生活上の平穏のため、正当な理由無く他人に知られたくないと考えることは自然なことであるから、法的保護に値する
  4. 原告が、被告の主張する活動を行っているとしても、被告が個人情報を公開する正当な理由があるということは出来ない

と判断し、被告への損害賠償請求が認められました。

しかし、金額としては、わずか12万円という低いものでした。

これまで、裁判所が判断した個人情報の金額としては、宇治市が住民票データ21万件分を流出させた事件で一人あたり1万5千円というものが基準となっており、エステティックTBCが3万7000人分の個人情報を流出させた事件で一人あたり3万5千円という判決が「画期的な金額」とされています。

これに比べると、12万円というのは前例を重んじる裁判所としては非常に重い金額、すなわち御堂岡啓昭の悪質性が評価された金額だと考えられますが、故意に個人情報を書いて12万円というのは、到底納得できるものではありません。この金額でサイト閉鎖に匹敵するダメージを与えられるのですから、当然やろうとする人も出てくるでしょう。そして、賠償金額が低いということは、数多くの「泣き寝入り」を生むことに繋がります。

なお、ネットプランナーを自称する御堂岡啓昭が、なぜ私の個人情報をネットで暴露したのかは分かりませんが、裁判には、はてなの本を書いた「松永英明(通名)」からのメールが証拠として提出され、「松永英明に関する記述を削除せよ」などと私の実家にアポなしで訪問して要求するなどしていますから、はてなを訴えている裁判となんらかの関係があるのかも知れません。

とりあえず、ネットで活発な議論が行われるためには、「個人のプライバシーは尊重する」「親族を攻撃しない」という最低限のルールは守られなければならないと思います。私は、ネットで表現活動をする者として、自分のプライバシーや身の安全を守るための裁判というだけでなく、ネットの自由を勝ち取るために戦って行きたいと考えています。とはいえ、12万円という金額では弁護士代だけで大赤字ですし、正直かなり苦しいので、出来れば再度カンパをお願いします

あと、はてなに勝訴したが賠償金は取れなかった裁判についても、控訴しました。

どうぞ、よろしくお願いいたします。

参考リンク:

御堂岡啓昭から、悪マニを守る会
裁判資料の一部は、こちらの会員向けページで公開しております。判決もアップしました。

(2009.2.17) 宇治市のことを宇部市と間違えていたのを修正しました。neutral23さん、ありがとうございます。


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株式会社はてなに対し、発信者情報の開示と損害賠償を求めていた裁判の判決が1月21日に行われ、はてなに対して「発信者情報を開示せよ」との判決が出ました。残念ながら損害賠償は認められませんでしたが、はてなの主張していた「ウェブサイト管理者はネット上の著名人なので、住所の公開はプライバシー侵害では無い」などという荒唐無稽な主張は却下され、勝訴しました。

事件の概要としては、

  1. 2008年3月、はてなのコメント欄に複数の人物の住所・氏名とともに私の住所・氏名が羅列されていたのを発見
  2. 同月、「はてな発信者情報開示の流れ」に従って、発信者情報開示請求
  3. 2008年6月までに、開示も開示拒否の連絡も無かっため提訴
  4. 2009年1月21日に判決言い渡し

というものになります。

私としては、

  • 住所を不特定多数に知られると身体に危険が及びかねないため、投稿はプライバシーの侵害にあたる
  • 書き込みの態様(以下図)から言って、公益目的では無いことは明らかなので、開示しないことは違法
  • はてなの定めた規約には『開示・非開示の決定内容を連絡する』と書いてあるのに、何の連絡もしなかったことは違法

と主張したところ、

図) 投稿は、単なる住所の羅列であった(クリックで、全体を表示)
なお、投稿者とページ管理者のハンドルは同じですが、別人であることが訴訟の中で分かっております。

対する「はてな」としては、

  • 書籍を出版し、インターネット上のサイトを運営しているから、無名の一般私人では無く、住所が公表されたからといってプライバシー侵害では無い
  • サイトの管理者に対しネット上で批判があることは当然であって、本件書き込みも、表現意図が書き込み中に無いとしても、それを考慮する必要がある
  • 本件書き込みがプライバシー侵害ではないと判断したからといって、重大な過失は無い
  • 発信者情報開示の流れは「約款」では無く、「非開示の決定を連絡する」と書いてあるからといって連絡する義務は無い

と反論してきました。

それで、裁判所の判断としては、

  • 1冊の書籍の発行やサイト運営だけで著名人ということは出来ないし、仮に著名人だとしても消費者問題およびインターネット上のものであるから、住所の公開はプライバシー侵害である。発信者情報を開示せよ
  • 住所の公開がプライバシー侵害にならないと誤り考えたことは、軽過失にあたるとしても重大な過失ではないから損害賠償は認められない
  • 「発信者情報開示の流れ」は、手続きを定めるものに過ぎず、「非開示の決定」について連絡する義務は無いから損害賠償は認められない

というものでした。

私としては、「住所の公開はプライバシーの侵害」と裁判所が判断したことは当然としても、「住所の書き込みであっても、訴訟外で発信者情報開示する義務が無い」としたことは、「泣き寝入りを助長する」ものであって不当だと思うのですが、皆さんは、どう思いますでしょうか?普通の人が裁判を起こすためには弁護士に頼まなければならず、弁護士を頼むとすれば発信者情報開示請求だけで20?30万円は掛かるので、かなり難しいかと思います。しかも、IPアドレスが分かったからと言って、訴訟によって開示が遅れれば、本人を突き止めることは出来ません。

さらに、代理人の落合洋司弁護士によると「はてなは法務部も無いし、はてなが直接開示するという前例は無いので、開示は遅くなります」とのことですが、この期に及んで、きちんとした対応体制の整備を行う気も無いようです。

現在、控訴するかどうか検討中なので、よろしければご意見をお願いします。

参考リンク:

御堂岡啓昭から、悪マニを守る会
裁判資料の一部は、こちらの会員向けページで公開しております。

実名の卑怯者、池田信夫が何か言ってるな


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