オール・インFX取引の被害弁護団が発足
最近知ったのですが、無登録でFX業者を営んでいた「オールイン」なる業者がいるそうです。
札幌・FX無登録営業:幹部会員の会社など捜索札幌市北区の投資関連会社「オール・イン」(森克彦社長)が金融庁に無登録で外国為替証拠金取引(FX取引)での資産運用をうたい、全国の約2万人の会員から100億円以上を集めたとされる問題で、道警などは22日、金融商品取引法違反(無登録営業)、特定商取引法違反(不実の告知)の容疑で、幹部会員と称されるメンバーが経営する葬儀会社(京都市)やインターネット関連会社(大阪市)など全国の20数カ所を家宅捜索した。 道警によると、幹部会員は5人前後おり、オール・インの資金集めに深くかかわっているとみられる。20日にはオール・イン本社や森社長宅などを家宅捜索している。 毎日新聞 2009年7月22日 22時45分 |
登録してないだけなら、まあ大した話では無いのですが、登録してないのは登録できない理由があるわけで、今後、大きな事件に発展しそうな勢いです。そういうわけで、早速「オール・イン、リブラ等GTI商法被害事件弁護団」なるものが出来ていましたので、身近に「なんかインターネットでFXに投資したんだけど、お金が返ってこなくて困っている」というようなお年寄りがいたら、もしかするとオールイン被害者かも知れませんので、教えてあげてください。
で、興味を持ったので、ちょっと調べてみたところ、このオールインという会社、最初は「自動競馬予想ソフトVictoryrun」なるものをマルチで売ろうとしていて、途中から、自動FX投資ソフト「VictoryrunFX」に鞍替えしたようです。
まあ、最大18頭の馬の中から1着のを当てる競馬よりも、所詮は丁半ばくちであるFXの方が予想は簡単なのですね。わかります。で、FXだけだと騙しのツールに不足を感じたのか、さらにはネットのショッピングモールとか電子マネーとかにも手を出していたようです。まるで、円天です。というか、よくあるパターンです。
たぶん、脈々と続くマルチの系譜の一族なんでしょう。面白いです。