Wikipediaは、世間一般のイメージの良さの割には、どうもおかしな体制で運営されているようだということをお伝えしましたが、調べてみると、多くの記事は大変偏った方針で記事が書かれているようです。一応、ガイドラインとして「中立性」や「検証可能性」と言うものがあげられていますが、基本的には管理人(56人いるらしい)の独裁であり、ルールはその時々で都合の良いように解釈されています。

たとえば、有名なディプロマミルである、「イオンド大学」と「パシフィック・ウエスタン大学」の比較においては、イオンド大学の項目では「ディプロマミル」の項目へのリンクも許されないのに対し、パシフィック・ウエスタン大学では「いわゆるディプロマミルのひとつ」と書かれ根拠も示されていません。イオンド大学の項目には、アメリカ本校は収入0円・資産0円で活動の実態が無いことを示す政府機関の資料なども示されていたのですが、バッサリと削除されています。

また、他の項目では「…と、2ちゃんねるで批判がある」「…という指摘がある」などと、根拠不明な主観的記述が管理者によって書かれる一方、イオンド大学の項目では、弁護士がブログ上でディプロマミルであることを指摘しているリンクすら許可されません。

さらには、当方や紀藤正樹弁護士への誹謗中傷やプライバシー侵害を放置しています。

当然、このような状態を手をこまねいて見ている訳にも行かず、日本の法律に基づく法的処置を行おうとしましたが、Wikipediaとしては「運営責任者はアメリカにいるので、アメリカで訴えてください」ということのようです。日本の管理人は日本にいますから、不法行為の行為地は日本にあるはずです(もしかするとアメリカ在住なのかも知れませんが、管理人は匿名なので不明です)。

よく、犯罪の温床として2ちゃんねるが批判されます。まあ、管理人が賠償請求に応じないのはともかくとしても、2ちゃんねるには、ある程度の法律によるコントロールが及んでいます。たとえば、管理人は実名で住所も明らかですし、判決が出れば、それに従った対応がなされます。Wikipediaは、2ちゃんねる以上に問題となる書き込みがありながら、法によるコントロールを拒否していると言う、大変危険な存在のようです。日本は、いつから治外法権になったのでしょうか?

あと、Wikipediaの管理人か管理人経験者か知りませんが、Wikipediaと表現の自由は関係ないなどと言って、Wikipediaの正当性をアピールしている人もいます。表現の「ひょ」の字も語る資格の無い記事です。そもそも、Wikipediaは「社会正義のためのプロジェクトでは無い」ことをアピールしているのですから、管理人の腐敗は、即、社会悪であることに直結します。だいたい、自ら「ボランティアだから」どうのこうのと主張する人は、変な人が多く、ボランティアを笠に来た寄生虫の様な人である場合が多いです。本当のボランティアは、そのような「免罪符」を声高に主張しません。

いつまでも子供じゃないのですから、規模に応じた公共性が求められるのは当然のことです。Wikipedia日本語版は、もっと大人になるべきでしょう。

参考リンク:

(補足)

Wikipediaは、民主的なプロセスによって運営されていると標榜しており、ある項目の削除を行う際には、投票の様なことが行われるようです。しかし、イオンド大学の削除投票に関しては、投票者全員が「存続」を表明したにもかかわらず、管理人によって削除されました。

P.S.

イオンド大学/グロービートジャパンのお陰で、様々な団体の闇の部分が明らかになっていきます(例1例2例3)。すごい試金石です。


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