大手ラーメンチェーン「ラーメン花月」「豚そば銀次郎」を展開する、グロービートジャパン株式会社という会社があるのですが、その資金力を利用してスパム・サイトをばら撒き、検索結果の占拠を行っているようです。

と言うのも、3月18日0時現在、Yahooで「グロービートジャパン」を検索すると、1ページ目(上位10件)は全て、グロービート社の宣伝に利用されているページしか見つからないからです。上位40件を調べてみても、実に約60%が、グロービート社の宣伝サイトです。ほとんどが無料のblog を借りて行っている「やらせブログ」であり、ざっと調べてみても、これだけのサイトが見つかります。

http://kage2fannet.blog.shinobi.jp/
http://kagetsufan.nobody.jp/
http://kagetsufansite.client.jp/
http://kage2fansite.ifdef.jp/
http://gbjfansite.syuriken.jp/
http://wiki.livedoor.jp/sekimoto7/
http://scckage2.jugem.jp/
http://saikyou.kagetsu.co.jp/
http://kagetsuramen.blog.shinobi.jp/
http://yaplog.jp/magic32/
http://kagetsusite.seesaa.net/
http://gbjfannet.seesaa.net/
http://kagetsuraamen.seesaa.net/
http://kagetsufannet.seesaa.net/
http://kagetsufanweb.seesaa.net/
http://www.geocities.jp/kagetsufannet/
http://kage2fan.blog54.fc2.com/
http://sup0226.noblog.net/
http://kagetsusite.noblog.net/
http://motopii.jugem.jp/
http://d.hatena.ne.jp/ginjirou/
http://d.hatena.ne.jp/chabuton/

Yahooの検索結果上位40件のうち、グロービート社の宣伝に利用されていると考えられるサイトを赤く塗ったもの

特に、グロービートジャパンあれこれというブログは、どの記事を見ても、ほとんどが同じ「やらせブログ」へのリンクであり、単にSEO目的で書かれているとしか思えません。

また、はてなダイアリーの「グロービートジャパン」キーワードでは、客観的な事実に関する記述が、同社取締役の「大橋正純」氏や社員の「suzuking_gbj」氏によって同社の都合の良い記述に書き換えられ、宣伝ブログによって占拠されるなど、会社ぐるみでやっているとしか考えられない状況です。ここで表示される日記を見ても、先ほど同様、記事の内容とは全く無関係に、グロービート社へのリンクが行われています。

2006年3月18日現在の、「グロービートジャパン」を含む日記(クリックで拡大)

ところで、グロービート社による検索結果占拠ですが、ここまで酷くなったのは最近のことです。3月5日の時点では、悪マニのグロービートジャパンに関するリンク集が、5番目に表示されていましたし、Yahooのグロービートジャパン・カテゴリーも出来ていませんでした。どうも、Yahoo内部で悪マニのサイトが上位に来ることが問題視されたらしく、Yahooとグロービートジャパンは業務提携していることもあって共同で対策が行われたのでしょう。とは言え、下位の方には見つかるため、Google八分(批判サイトが、全く検索できなくなる)と異なり、ソフィスティケートされているようです。「Yaphoo八分」とでも名付けましょうか(笑)。

3月5日の検索結果では、1ページ目に表示されていた

Yahooカテゴリの登録サイト。

全て「new」となっていることからも、出来たのはつい最近。

参考リンク:

※スパムとは
大量の宣伝により、他の情報が埋もれてしまうこと。モンティ・パイソン(イギリスのお笑いグループ)のコントに由来する。
ある客が、レストランで料理を注文しようとすると、ほとんど全てのメニューにスパム(ハムの一種)が入っていた。それを抗議をしようとすると、バイキングの姿をした周囲の客たちに「スパム・スパム・スパム・スパム…」と連呼され、抗議が出来なくなったと言う話。
※SEOとは
サーチエンジン最適化(Optimization)の略。検索エンジンの上位に表示されるように、対策を行うこと。
サーチエンジンが、検索結果の上位に表示する(重要なサイトと判断する)理由の一つに、「被リンク数」がある。これは、「沢山のサイトからリンクされている=人気があるに違いない」と言う考え方からである。


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