先日、私のところに勧誘電話を掛けてきた「株式会社フォーシーズン」の契約書を含む資料画像を入手いたしました。「登録料・入会金などの負担は一切無い」と説明しておきながら、結局は約47万円の「商品」の販売を目的としているようです。また、クーリングオフも 20日間と書かれていますから、どうみても「内職商法」です(単なる「電話勧誘」であれば、8日間)。

SOHOプログラム概要書

第1条 SOHOプログラム(以下本プログラム)は以下のとおりとします。

プログラム登録+FSスクールサポート(スクールテキスト)

第2条 本プログラムに関する代金は以下のとおりとします。

1.商品代金 468,000円(消費税込)

しかし、この会社の悪質性は「不実告知(ウソを告げること)」と、そういうことだけには留まりません。ライブドアクレジットや日本プラムと言った、「サラ金(消費者金融)」から借り入れして商品代金を支払わせるようにしているようなのです。

これが何故悪質なのかと言いますと、お金を借りると言う行為自体は変わらないのですが、下図のように、サラ金方式では一旦お金が消費者を経由します。そのため、一見、サラ金と内職商法が無関係に見え、

内職商法会社が倒産したり逃げたりした場合に、借金だけ残る

からです。夜逃げを前提とした方式であると言えます。国民生活センターが文句を言っても、サラ金は「名前を勝手に使われた」の一点張りだそうです。

サラ金と言えば、日弁連で多重債務問題シンポが行われるそうです。一般の人が、村上ファンドの直接の被害者になることはありませんが、村上氏よりもホリエモンよりも儲けまくっている「サラ金」の被害者になることは簡単です。悪徳商法が持ちかけてくる、2重3重の罠には十分注意してください。

資料を提供してくださった、セマスさん、どうもありがとうございます。


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