私や私の親族に対する嫌がらせを行っていた、自称「ネットプランナー」の御堂岡啓昭を訴えた裁判の第3回口頭弁論が11月26日に開かれ、結審しました。たった3回、実質2回というスピード裁判です。こういうのは裁判が長引けば、それだけで苦痛なのですが、あっと言う間に終わってよかったです。ひとえに皆様の貴重なご支援があってこそです。大変感謝しております。判決は、2009年1月21日の予定です。

なお、株式会社はてなを訴えていた裁判の第1弾も12月5日に結審し、判決は2009年1月21日になりました。奇しくも同じ日です。ネット上に個人情報を掲載し、親族への嫌がらせを行うような行為は違法だということが、明確に示されるような判決を望みたいところです。

それで、とりあえず、御堂岡裁判が結審したことで、2004年から続いていたウェディング問題は一区切りつくのかな?と思います。ウェディング問題とは、株式会社ウェディング(現、CELUX LOVER WEDDING株式会社)が私を訴えたことに端を発する一連の問題のことです。

ウェディング問題には、株式会社ウェディングが、Googleに悪徳商法?マニアックスを検索結果から削除するように要請し、Googleが検索結果の恣意的な操作・検閲を行うことに合意した「グーグル八分」の問題や、サイトの運営体制を変更し実名を公開したところ、私や私の親族らに対する多数の嫌がらせが行われるという「サイト運営者のプライバシー暴露」の問題が含まれます。つまりは、告発に対する「暴力行為」への対処をどうするかという問題です。

依然、グーグル八分は行われていますし個人攻撃は続いているのですが、嫌がらせを続ける御堂岡啓昭に勝訴すれば、一つの転換点となるのだろうと思います。ちょうど、Google日本の村上社長も取締役を辞めるようですし、何か時代の流れを感じます。

とはいえ、インターネットが消費者にとって必ずしも良いように進んでは無いので、これからも注意が必要です。最近は、ウェブサービスなどでデータをネットの「あちら側」に置くことが進められていますが、これは要するに「自己責任の放棄」です。プライバシーや家族を守る責任を、他人に任せることに他なりません。もっと言ってしまえば、「内心の自由を安売り」していると言う事です。また、ストリートビューなどのような巨大なプライバシー情報の塊が、その潜在リスクに対し、何ら担保されずに増え続けていることも脅威でしょう。

私も色々とやりたいことがあるのですが、生活に追われて対応できないことが多いのが残念です。来年も頑張ります(今年最後の更新になったときのための保険)。


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