ちょっと前になりますが、1月27日に、グロービートジャパン社が「カルト団体『平和神軍』とは何の関係も無い」としてWEBサイト管理人を刑事告訴した裁判の傍聴に行ってきました。

引き続き、グロービートジャパン代表取締役の「黒須 伸一」氏への証人尋問です。弁護士からの質問に対し、開始早々の5分間で、検察から4回もの異議が出されるなど、波乱の幕開けとなりました。結局、双方合わせて16回も「異議あり」と言っており、ゲーム「逆転裁判」以上の連発です。前回までは、せいぜい1〜2回ですから、裁判も佳境に入ってきたと言うことでしょうか?とんでもない大荒れの様子です(本当に荒れているのかどうかは、専門家じゃないので分かりません。観ていて、そう思ったと言うことです)。

さて、黒須証人への質問は、相変わらず「知らない」「分からない」「覚えていない」と答えられるばかりで、一向に話が進まないのですが、平和神軍総督の「黒須 英治」氏に対して、「グロービートジャパンとして幾ら渡しているのか?」と言う質問が出ました。証人は、「答えるとインターネットに書かれるから答えられない」などと違法な証言拒否を行うのですが、裁判長から「これは事件の核心なので答えてください」と促され、しぶしぶ「年平均2千万円を渡している」と答えました。

「名目は?」との質問に対しては、「知らない」とのことですから、相変わらず社長の知らないところで、お金は動いているようです。すごい会社です。また、英治氏はグロービートジャパンの51%を持つ大株主なのですが、「配当は行っていない」、さらに「英治氏は、グロービートジャパンで仕事はしていない」と言うことなので、一体全体、どういう理由で2千万ものお金を渡しているのか理解不能です。次回(2月27日)も、引き続き、伸一氏への証人尋問となったため(本来は、今回で終わり。延長された)、一応、「名目を調べてきて欲しい」と言う宿題が出されてきたのですが、

弁護士 「英治氏とは、1週間に1度程度、会うとのことですが、一番最近に会ったのはいつですか?
証人 「覚えていない
弁護士 「何時間くらい話をするのですか?
証人 「覚えていない

と言う、素晴らしく「カサブランカ」な人生を送っているようですので、法廷を出て3歩歩いたら、宿題のことは忘れているんじゃないかと思います。

と言うことで、次回、年2千万円という高額な金銭授受の行方は、2月27日(月) 13時30分より、東京地裁426号法廷で明らかになるかも知れません。

なお、次の日は講演なので、飲み会はありません。

参考リンク:

(補足説明) グロービートジャパンは、「ラーメン花月」「豚そば銀次郎」などのラーメンチェーンを展開している株式会社です。


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