私は、基本的に郵政民営化には賛成です。

JRやNTTの例を見ても、民営化されたからといって総合的なサービスが向上することはありえませんが、どっちにしろ「コンビニが無いと生きていけない」ので、自分が住むようなところは、サービスが向上すると思うからです。また、「郵貯・簡保の資金が、米国債に流れる」という批判も耳にしますが、まあ当然その通り流れるでしょうが、何故良くないのか意味が分かりません。米国債の方が利率が高いし、長期的に円安の方向に進むとなれば、ある程度の比率は持っていて当然でしょう。私も、資産の何割かはドル建てです。

で、自民党はほっといても圧倒的に勝つようですし、そうするとバランスを取るため、民主党にでも入れようかと思っていました(ちなみに、民主党が政権を取っても郵政は民営化されると思います)。ところが、社民党の東京比例区には「オタクの味方」とも言える候補がいるようです。児童保護に名を借りた創作物の規制に反対していたと言う「保坂 展人」氏です。

参考: クールビズと選挙の応援
参考: 比例区候補者一覧  <東京ブロック>

まあ、実際のところ保坂展人氏がどのような人か知りませんし、社民党は、どちらかと言うと嫌いなのですが、オタクでゲーマー、しかも「青少年に有害なサイト」を運営している私としては(前例)、社民党に投票するのが良いように思えてきました。

あと、最高裁判官の国民審査については、真面目に考えようなんてサイトも幾つかありますが、ハッキリ言ってそんなのは「イカサマ博打を認めるようなもの」なので、全員×にするか、最初の候補だけに×印をつけるのが良いかと思います。

なぜ、最初の候補だけかというと、朝日新聞の日曜版(Be on Sunday)に、以下のような記事が載っていたからです。参考までに。

最高裁判官「1番」は不利

アンケートやテストで、つい最初の選択肢を選んでしまったということがないだろうか。これは統計の世界で、「位置効果」とよばれる現象だ。11日の総選挙と同時に行われる、最高裁判所の裁判官に対する「国民審査」の過去の結果は、一つの典型例といえると思う。

総務省の記録によると、審査対象の裁判官が2人以上の場合、名前が最初に載った裁判官に「罷免(やめさせること)を可」という票がよく集まるのだ。過去10回のうち7回で、投票用紙の先頭に名前が書かれた裁判官が「最高得票」だった。

裁判官一人ひとりの実績はあまり知らないが、今の裁判や司法制度全般に不満がある人が、最初に目がいくところに罷免を意味する「×」、をつける傾向があるため、と考えられている。

裁判官の資質や判決を、一般の人が評価することは確かに難しい。位置効果などを理由に「国民審査は形骸化している」との批判が出ているが、「憲法の番人」に国民が直接関与できる唯一の機会、このままでいいとは思えない。(勝田敏彦)

朝日新聞 2005年9月4日版 より


Tags