今回、株式会社ウェディングに訴えられ、京都府警に家宅捜索までされたわけですが、これを機会に、私、Beyond の実名を公開することにしました。また、「悪マニBeyond 氏と一緒に、ウェディング問題を考える会」が結成されましたので、お知らせいたします。

ここで、「いつの間に訴えられたの?」「家宅捜索されたのは、匿名掲示板(仮)だったのでは?」と、疑問を持つ方もおられることでしょう。実は、匿名掲示板(仮)の管理人と、Beyond は、同一人物です。既にご存知の方や、感づいていらした方もおられると思います。公然の秘密に近いとは言え、積極的に公表していなかったため、知らない方も多いでしょう。まあ、そういうことです(^^;。

それで、なぜ今になって実名を公開するのかと言うと、簡単に言えば「匿名による制約が大きくなってきた」からです。制約は、今に始まったことではなく、かなり前から感じていました。匿名を貫くと言うのは案外「面倒」なのです。

匿名を選択することによる利点と欠点が存在します。また、実名を公開することの利点と欠点も存在します。それらを考えた上、実名公開を選択することにした次第です。

悪マニの死と再生

さて、実名公開することで、「今までの方針は、どこ行った」とか、もしかすると「裏切られた」と感じる方もおられるかも知れません。しかし、私としては、公開はある意味「敗北」だと考えています。つまりは、苦渋の選択、やむを得ない選択だと言うことです。

これまで、紀藤弁護士などから「実名公開した方が良い」と言われつつも、あえて匿名にこだわってサイトを運営してきました。なぜならば、「告発サイトは実名でやるべきだ」と言う誤った考えを払拭し、匿名でここまで出来るということを示したかったからです。

一般的に、「悪いことをしていないなら、実名を名乗るべきだ」と考える人も多いかと思います。しかし「出る杭は打たれる」と言う言葉が存在する上、全世界に情報発信するインターネットにおいても、それは正しいことでしょうか?また、被害者の匿名報道の問題が出ている昨今、実名じゃないことが、そんなに後ろめたいことなのでしょうか?

悪マニは一見して怪しげ、管理人も匿名で怪しげですが、きちんと読んでいただければ、それなりに真面目なサイトであることが分かってもらえるかと思います。ただ、「匿名だと、ちょっと…」と考える、言ってみれば「頭の固い人」がいることは否定できません。内容では無く、実名と言う「肩書き」によって信用を勝ち取る手法は、全く持って非悪マニ的ですが、100億企業ウェディングと戦うには、個人の力だけではおのずと限界が出てきます。

悪マニの、一つの時代が終わるのだろうと思います。しかしこれは、Beyond の役割が終了し、別の役割に変化するというだけのことです。これまで匿名Beyond がやってきたことは、今後は是非、別の誰かがやって欲しいと思います。そして、悪マニの今後の新しい展開を、これからも応援していただけると嬉しく思います。

ウェディング問題を考える会について

株式会社ウェディングの行為が、ネット上の議論を萎縮させ、消費者利益を損なっている可能性があることを鑑み、それらの問題について共に考え、助けあいと情報公開の場を設けることを目的として設立されました。第1回総会が4月17日に東京で開催されます。当然、私にも講演のオファーが来ています(笑)。

悪マニ管理人プロフィール

名 前 : 吉本 敏洋
資 格 : 消費生活専門相談員、消費生活アドバイザー


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