ファミリーマートは、18万人分の個人情報を流出させたお詫びとして、1000円分のプリペイドカードを送るそうです。ファミマとしては、「個人情報流出被害の程度は、1000円分(総額1億8千万円分)」と考えたようです。なんか安すぎる気もします。では、第3者から見て適正な金額とは、どのくらいなのでしょうか?

これは、京都県宇治市の例が参考になります。宇治市は、1999年に22万件の個人情報を流出させました。そして、損害賠償請求が行われ、最高裁まで行って確定しています。その判決によると、一人あたり慰謝料1万円+弁護士費用5千円の計1万5千円が、適正な相場のようです。

とすると、千円分しかもプリペイドカードというのは、いかにも安すぎる馬鹿にした金額では無いでしょうか?全員から裁判を起こされると困るので(総額18億以上)、適当に懐柔しておこうと言う策なのでしょうね。敵の団結を防ぐために餌をぶら下げる手法は、かのロイエンタール上級大将がハイネセンを攻略する際にも用いた計略です。

まあ、徹底抗戦するかどうかはともかく、信義を破った償いをさせるため、被害者の方は、きちんと声をあげて欲しいと思います。このままだと、「集めて利益、流して利益」ってことに、なりかねません。


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