ZAKZAKの裏インターネット事件簿に「時と場所を選ばぬ罪“デジ万”とは?」と言う記事が掲載されています。これによると、「デジ万は犯罪」だそうです。

しかし、紀藤弁護士が「カメラ付き携帯電話の普及がもたらす意味」と言う記事で、「デジタル万引きは、それだけでは犯罪ではなく、立ち見の延長線上の行為でしかありません。ただ撮影するのは別に何も問題はありません。」と書いているように、デジ万それだけでは犯罪にはなりえません。

まあ、ZAKZAKだからと言ってしまえばおしまいですが、よく調べもせずに「犯罪」と決め付け、企業の既得権益を守ろうとする姿勢は、ジャーナリストとして許されるものでは無いでしょう。そもそも、「デジタル万引き」と言う言葉自体、本来は「デジタルメモ」とでも言うべきものです。「万引き」と言った既に価値観が定まった用語で、特定の行為に悪い印象を与える手法は、「ラベリング」と言って詭弁の一手法です。

特定の企業の利益を、「マナー」だのなんだのにすりかえる動きには、だまされないようにしたいものです。

ちなみに、このエセジャーナリストは「森 一矢」と言う方です。


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